風俗店と言われると、決まりに反すればペナルティを科されるというイメージがありますよね。
では、出稼ぎに行った女性が、日程の途中でリタイアしてしまった場合、罰金などを請求されるのでしょうか。そのことについて見ていきましょう。
◇基本的に罰金はない?
風俗店であろうがなかろうが、労働者には「いつでも仕事を辞められる権利」が与えられています。
重大なプロジェクトを無責任に放り出すようなことをすれば、それは世間には冷たい目で見られるでしょうが、しかし辞められないということはないのです。
大企業でも、飲食店でも、古本屋でも、そして風俗店でも、それは同じことです。
では、ある企業を辞めるときに、罰金を取られるでしょうか。
「1年以上働ける方を募集します」というアルバイトの面接で合格、そのあと諸事情で3ヶ月で辞めてしまうことになったとき、罰金を請求されるでしょうか。されないですよね。
従業員が辞めるときに罰金を取ってもいいですよなんて法律はどこにもありません。
風俗店でもそれは例外ではないのです。
もし店長が「辞めるならお金払ってよ」と言ってきたら、それは恐喝、立派な犯罪です。
録音して警察に持っていったら一瞬で捕まります。恐喝になりかねないような行為を、進んでやる人はおそらくほとんどいないと思われます。
よって風俗店であろうと、リタイアするときに罰金を請求されるなんてことはないんです。
◇給料を受け取ってから
ただしリタイアすることを店に伝えたのが、給料の支払われる前であったりすれば、
雑費等の名目で事実上の罰金を天引きされる可能性があります。
もしリタイアしたいと思っても、次のお給料が入るまではなんとか耐えるようにしてください。
◇自分勝手な理由で辞めない
ただし、いつでも辞められる権利があるからといって、自分勝手な理由で店をやめるのは控えましょう。
給料も多く、待機の時間はわりあい短く、他のスタッフは優しくて気遣いを見せてくれる、求人広告に嘘がなく保証もきちんと出してくれる。
そんな良いお店に勤めているのに、「もう飽きた」「なんとなく辞めたい」といった理由でリタイアしてはいけません。
風俗嬢というと、何か特別な存在と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
ただの従業員です。
他の業態のアルバイトと一緒です。自分が特別扱いしてもらえるとは思わないように気をつけましょう。
◇まとめ
以上見てきたように、途中でリタイアしたからといって罰金を取るような店はないと思います。
そういうことを本当にやる店は、入った瞬間に雰囲気でわかると思いますので、すぐにやめてしまったほうがいいでしょうね。
悪徳店には気をつけてください。